大内宿や塔のへつり等、南会津の観光地が周りにある湯野上温泉。そこにある、ある意味 温泉ワンダーランドとも言うべき温泉宿があります。
それが今回紹介する「湯野上温泉 清水屋旅館」です。最近では「会津湯野上温泉 一宿一飯Onsenハウス しみずや」と公式サイトでは名乗っています。
湯野上温泉
それほど大きくない温泉街ですが、何故か3箇所も宿泊している湯野上温泉。
湯野上温泉駅も紹介しています。
日本で2箇所しか無い茅葺屋根の駅です(よく日本で唯一と紹介されていますが、日本で2箇所です)。
何よりも河原の露天風呂は温泉ファンに人気でした。
今は閉鎖されてしまった河原にポツんっとある湯船が名物でした。
福島県に行くとついつい立ち寄ってしまう温泉が湯野上温泉です。
そこにある老舗旅館、清水屋旅館は非常に面白い温泉宿です。
老舗旅館 清水屋旅館
明治23年創業の清水屋旅館、老舗ですね。当時からは既に建て替えられているので残念ながらそこまでの歴史を感じられる宿にはなっていません。
サイトを見ると『一宿一飯Onsenハウス「しみずや」』と宿名がなっていますが、これは危ない前兆なような・・・・妙に今どきの名前にして流行った温泉宿はあまりありません。素直に老舗旅館である事を打ち出した方が良いように思います。
ターゲットを中高生の合宿にしているのならまだ良いかもしれませんが一般のお客さんをターゲットにしているのなら・・・・。
どこがこんな名前にしようと言い始めたんだ????
とこういう話はおいといて外観からです。
国道121号線沿いにあるため、見た事がある人も多いのでは?
建物自体はもう古く感じられます。
客室からは会津鉄道を見られる
ここには宿泊で泊まったのですが男4人で泊まり宴会が目的だったので部屋の写真は撮り忘れています(^_^;)
普通の和室でした。
しかし、ここの部屋からは会津鉄道を見る事が出来ます!
窓から身を乗り出すと線路が見えます。温泉からも見る事は出来るのですが、温泉からよく見えるという事は電車の中の人もよく見えるという事でさすがに見えくくしているので部屋からの方がよく見えるようになっています。
宿のすぐ後ろなので電車の音は結構しますが、そこはローカル線、夜の終電は22時40分くらいなので、それほど問題でもないですね。
それよりは会津鉄道を見られるメリットの方が大きいように思います。
温泉へ、まさにワンダーランド!
温泉は地下というか1階なのですが2階が入り口なので勘違いしてしまうかも。
日帰り入浴なら入り口を入って地下に降りる感じです。
内湯へ
内湯は広くはなく3~4人でいっぱいになる広さです。
窓が大きいので閉塞感はありません。
お湯は熱めです。湯野上温泉を源泉掛け流しで使っているのでそもそも熱くもなります。
混浴の露天風呂へ
ここはやはり露天風呂が凄い!何が凄いかは写真を見て感じて下さい。
露天風呂はかなり奥にあります。
ビリヤード台がある部屋を抜けていきます。ビリヤード、出来るのかな?
男性用と女性用の脱衣所に分かれていますが混浴です。
特にロッカーとか無いので貴重品はフロントに預けましょう。
そしてこれが入り口です。
振り返ります。
まず中央に細長い湯船があります。途中に何故か観音様
手のひらからお湯が出ています。
そして左側に湯船が2つありますが、1つは砂風呂というか、恐らく砂を上からかぶせてはいるものだと思います。その横はぬるめなので、砂を落とす専用の湯船なのかと思いますが、違うのかな?というかお湯ではなくこの時は水でしたが。
砂を掘るを暖かかったので恐らくは砂をかぶせて寝ながら入るのかと。
そして観音様の後ろにはもう1つ湯船があります。
何故か水車。この湯船からは観音様の背中が見えます。
そして奥というか隅っこというか船の形をした湯船が。これが一番温かったです。
基本的にお湯は熱めなので熱めが好きな方には良い温泉です。
ただ湯船が4つ(細かく分けると5つ)あり、それぞれ温度が違うので好みの温度のお風呂に入れば良いのでその点は良い心配りですね。
あまり広いスペースでは無いところに湯船が点在しており、観音様が置いてあり、水車まであるという面白い作りにまさに温泉ワンダーランド!と思いました。
こういう温泉、しかも混浴、嫌いではありません。むしろ好き。
なお、女性専用時間もありますので女性でも安心して入れます。しかも女性専用時間は日帰り入浴時間内にあるので日帰り入浴でも女性は入る事が出来ます。
日帰り入浴は10:00~18:00で女性専用時間は16:00~18:00になっています。こういう点は女性で日帰り入浴を楽しみたい方には良いですよね。
天井もあるので雨でも気にせず入れます。
なんか不思議な空間の温泉です。
夜に入ると観音様が少し怖いんですけどね(^_^;)
清水屋旅館の食事
夕食
コースによっていろいろ変わるようですが、一番安いパターンで予約したのが上記です。しみずやの田舎飯とサイトで書かれている通り、地元の食材中心の食事になっています。こういう地元の食材中心の食事は旅行先では嬉しいですよね。
朝食
質素ながらも定番の朝食という感じでした。
今はもっと朝食に力を入れているようなのでもっと良いようです。
食事は共に食事会場でいただきます。
清水屋旅館の感想・所感
正直、カップルで行くのにはお薦め出来ない宿です。でも同性同士の団体(3人以上)で行くと楽しめる温泉宿だと思いました。
この時は男4人で行きましたが、妙に温泉で盛り上がり物凄く楽しかった事を覚えています。その後の宴会も楽しかったな~。
大内宿にも近くいい場所にある面白い温泉宿なので是非1度泊まって欲しいところです。
清水屋旅館 基本情報
- 施設名 湯野上温泉 清水屋旅館
- 住所 〒969-5206 福島県南会津郡下郷町湯野上居平762
- 電話番号 0241-68-2211
- 日帰り入浴料 500円 10:00~18:00
- お風呂 混浴露天風呂 男女別内湯
- 訪問日時 2006年10月18日
- 駐車場 あり(無料)
- 休館日 不定休
- ph 8.1
- お湯の色 無色
- 泉質 単純温泉
- 源泉掛け流し
下記宿泊サイトから予約可能です。