土湯峠には良い温泉宿が点在しています。
手前から
- 野地温泉 野地温泉ホテル
- 新野地温泉 相模屋旅館
- 赤湯温泉 好山荘
- 鷲倉温泉 高原旅館
- 幕川温泉 水戸屋旅館
- 幕川温泉 吉倉屋旅館
と6つの温泉宿があります。この6つの温泉宿の中で唯一日本秘湯を守る会に属していないのが今回紹介する「野地温泉 野地温泉ホテル」となっています。
野地温泉ホテルのアプローチと外観
野地温泉のある土湯峠は冬場は物凄く雪深い場所です。雪道になれていないととても危険な場所です。地元の方ですら、冬場の土湯峠を嫌います。
夏場なら横向温泉方面から来る事が出来ますが、冬場は雪で道路が閉鎖されるため、来る事が出来ませんのでご注意下さい。
つまり下記の通りになっています。
春から秋にかけては物凄く良いドライブコースになっています。
よくホテルの前に大型バスが泊まって団体客が来ています。日帰り入浴は正面からではなく正面玄関から右に少しだけ移動したところにあります。
受付でお金を払い入浴です。
野地温泉ホテルの温泉はいろいろ
野地温泉ホテルには何箇所温泉があるんだろう?6箇所かな。
- 天狗の湯
- 鬼面の湯
- 千寿の湯
- 羽衣の湯
- 扇の湯
- 剣の湯
この中で「天狗の湯」「鬼面の湯」「千寿の湯」は3時間毎に男性と女性の入浴が切り替わるという非常に面白い仕組みになっています。
時期によってもその時間が変わるそうなので宿で必ず確認して入って下さい。
「羽衣の湯」と「扇の湯」は女性専用、「剣の湯」は男性専用です。
つまり下記の通りになっています。
風呂の名前 | 露天or内湯 | 男女区分 |
---|---|---|
鬼面の湯 | 露天風呂 | 男女入替え制 |
天狗の湯 | 露天風呂・内湯 | 男女入替え制 |
千寿の湯 | 内湯 | 男女入替え制 |
剣の湯 | 内湯 | 男湯 |
扇の湯 | 内湯 | 女湯 |
羽衣の湯 | 露天風呂 | 女湯 |
この男女入替えは夜中でも行われているのですから、凄いですよね。
階段を降りて温泉へと向かいます。
鬼面の湯
最初に入ったのは鬼面の湯
白濁した10人くらいは余裕で入れる露天風呂です。
あ~、硫黄の臭いが心地良い。やや熱めのお湯でした。
剣の湯
次に入ったのは剣の湯
こちらは男性専用の内湯になっています。面白い形の湯船です。何で剣の湯なのかな?と思ってこの湯船を見ていたら、湯船の形が剣の鍔なのかな?と思ったり。
千寿の湯
千寿の湯は今は模様替えがされたそうなので、こちらとは若干異なるようです。
個人的にはこういう木の湯船・浴室って非常に好きです。
天狗の湯
天狗の湯は内湯と露天風呂があります。
内湯から露天風呂に繋がるという面白い形状の温泉です。
天井も高く窓も大きいので内湯でも開放感があります。
時間的に上手く繋がって4箇所の温泉に入る事が出来ました。
女性なら宿泊すれば5箇所の温泉に入れるので湯巡りも楽しそうですね。
野地温泉ホテルの感想・所感
近代的な建物なのでお風呂もそうなのかな?と思いきや、お風呂にも館内にも豊富に木々が使われており、落ち着ける温泉宿です。
やはり温泉宿は木々が多く使われているものが落ち着けますね。
土湯峠温泉郷の中でも大きい旅館であり団体も受け付けているので混雑している時もあります。
団体も受け付けているからお湯が悪いのか?と言えばそんな事は当然なくかけ流しの温泉となっています。白濁していますがphは6.2と弱酸性となっており肌にも比較的優しいと言えます。
口コミでも部屋や食事への批判的なものはありますが、温泉について批判的なものは本当になく湯質の良さが伺えます。
今度は宿泊で訪れたい温泉宿です。
野地温泉ホテル 基本情報
- 施設名 野地温泉 野地温泉ホテル
- 住所 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町野地1
- 電話番号 0242-64-3031
- 日帰り入浴料金 800円(当時)10:30~15:00(土日祝は14時まで)
- お風呂 男女別露天風呂(交代制含む) 男女別内湯
- 訪問日時 2006年10月10日 他
- 駐車場 あり(無料)
- ph6.2
- お湯の色 白
- 泉質 単純硫黄温泉
下記宿泊予約サイトから予約が可能です。