2008年6月の「岩手宮城内陸地震」により水没してしまった温泉宿です。一時は復興を目指していたそうですが2009年に完全に諦められたそうです。電気そのものが通っていないランプの宿で秘湯ムード溢れる露天風呂は最高の温泉宿でした。
湯の倉温泉 湯栄館へのアプローチ
宮城県と秋田県を結ぶ国道398号線から脇道に入り細い山道を走ると数台停められる駐車スペースがあります。その駐車スペースのすぐ前に橋がかかり、湯栄館への入り口となっています。
ここから湯の倉温泉までは距離にして1km、山道のため時間にして20分から30分かけていくことになります。
20分は山道になれた人の時間です(キッパリ)。
さあ、出発です。
途中川を見ながら歩いていきます。紅葉の時期だったので紅葉がとても綺麗でした。
登道です。登山経験が無く体力が無い人はかなり大変かも。
残り200メートル!
湯栄館が見えてきました。
ここの看板犬が出迎えてくれました。
内湯と露天風呂へ
受付けをした後はトイレを我慢していたのでトイレをお借りしました。そしてまずは内湯へ
それほど広くない内湯ですがコンクリート打ちっぱなしの内湯は嫌いではありません。むしろ好き。
軽く入って露天風呂へ向かいます。ここは混浴の露天風呂になっていました。
露天風呂に向かう入り口で出て露天風呂まで少しだけ歩きます。
写真中央よりやや左側に湯船があるのがわかるでしょうか?
ここまで来るとわかりますよね。
割りと広い混浴の露天風呂です。
一応近くに脱衣所がありました。
振り返ると、結構宿から距離ありますね。
この日のお湯の温度は適温!ゆっくりとのんびりと川を見ながらのんびりと入ることが出来ました。
上流を見れば川を見ながら入れるまさに絶景露天風呂!
こんな素晴らしい露天風呂にもう入れないなんて非常に残念です。地震の影響でダムが結界して徐々に水が押し寄せ完全に水の中へ。幸い徐々に水が押し寄せてきたためけが人や亡くなった方はいなかったそうです。
こんな山奥の秘湯なのに割りと人が来ていました。そりゃこれだけ素晴らしい温泉なら温泉好きなら1度は入りたくなりますからね。ただ女性は少し入りづらい温泉でした。
またいつか行きたい!と思っていた温泉だけにもう入れないと思うと悲しくなります。
湯の倉温泉 湯栄館 基本情報(参考)
- 施設名 湯の倉温泉 湯栄館
- 住所 〒987-2511 宮城県栗原市花山本沢岳山1-8
- 電話
- お風呂 男女別内湯 混浴露天風呂
- 日帰り入浴 10:00~16:00
- 料金 500円
- 訪問日時 2006年11月6日
- ph 7.8
- お湯の色 無色透明
- 泉質 ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ物泉)
この近くにはもう1件ランプの宿があります。詳しくは下記をご覧下さい。