物凄く行きたかった温泉の1つ、四万温泉積善館にようやく宿泊してきた!
「千と千尋の神隠し」のモデルの1つにもなったと言われる積善館は、レトロ感あふれる素晴らしい宿と温泉だった。
今回は、そのレトロ感あふれる積善館の建物や中を紹介する。
積善館本館 朝昼晩で見せる顔が異なる外観
下記の写真のようによくブログ等に掲載されている写真は夜の写真が多いが、朝・昼・晩で見せる顔が違うのが積善館本館だと言える。
夜の積善館本館
朝の積善館本館
朝は、歴史ある姿がはっきりと浮かび上がる。
本館の見学出来る部屋からの景色。木の窓枠と朝日の色がレトロな感じを浮かび上がらせてくれている。
窓を開けて外の空気を取り込むと冬の冷たい空気が気持ちよかった。
外に出て撮影をした。朝の散歩は気持ちが良い。
昼の積善館本館
昼間は観光客で賑わっている。幸い、人が途切れた時に撮影が出来た。
上の建物の一番下がよく写真で見かける温泉の浴場となっている。
積善館へのアプローチ
バス等で来た場合は恐らく最初にこの建物と看板が目につくだろう。
これも積善館の建物だ。
重要文化財に指定されている温泉宿はそれなりにあるが、やはり有名なのはここ積善館と道後温泉本館であろう。
橋を渡りながらロビーへと向かう。
古い建物だという事はすぐに解るだろう。入り口の屋根の上を注目してもらいたい。
木製の鬼瓦の中に松が生えている。
上から見ると上記の写真の通りだ。いつかもっと大きくなるのであろうか?
入り口には日帰り入浴及び館内見学のための案内板があった。
扉を開けて中に入った。
積善館本館ロビー
中に入るとすぐに茅場がある。ここで必要事項を書いて、部屋や館内の案内図をもらう。積善館はかなり複雑な作りになっており、初めてで方向感覚があまり無い人は迷子になる可能性すらあるので、しっかりと説明を聞いておきたい。
ちなみに内の嫁は迷子になるのが怖くてほぼ自分と一緒に行動した(笑)
茅場の前には自動券売機があり、日帰り入浴や昼食はここでチケットを購入する事になる。
茅場の横には公衆電話がある。年配の方が多いためであろう。
公衆電話の横に階段があり、そこから館内へと入っていく。
ロビーにはいろいろなものが飾られている。こち亀にも登場した事を知った。
資料館
階段と反対方向には、積善館の歴史が解る資料館がある。
ここを見るだけでも楽しいものだった。
この資料館の前を開けると、有名な積善館の温泉がある。
昔ながらの浴場という感じがして雰囲気がとても良かった。
飲泉出来るようにもなっている。軽く飲んだが次の日はすこぶる快便だった(笑)
登録有形文化財にもなっている浴場だ。
宿泊した部屋
今回は、じゃらんで一番安いプランで予約をした。2人1部屋で実質7000円を大きく下回る値段で泊まれた。こういう価格で泊まれるのも積善館本館の魅力の1つだろう。
今回泊まった部屋は3階の比較的角にある部屋だった。
6畳の部屋と3畳の部屋、そして縁側と2人で泊まるには十ニ分な広さであった。
部屋に洗面台はあるが水しか出ない。廊下に出るとお湯も出る洗面台はあるので、顔を洗ったり歯を磨くのなら冬場は外の洗面台の方が良いだろう。
部屋にトイレはついていない。
布団は自分で敷くのが積善館本館のルールとなっている。布団も敷いてもらいたい場合は、積善館山荘か積善館佳松亭に泊まる事になる。
また、部屋ははっきり言えばボロい。ふすまも開けようとして何度も外れた。でも、それもまた1つの味となっている。暖房は昔からの電気ファンヒーターであった。あまり温まらないのが残念だ。そのため、何度も温泉に行って温まるようにした。
積善館のトイレ
積善館本館はトイレは共同となっている。またほとんどが男女一緒のトイレとなっているが2階に1つだけ男女別のトイレがあるので、男性と同じトイレが気になる方は、2階のトイレか、佳松亭のトイレを使うのが良いだろう。
トイレが共同で部屋もボロいとなると汚いトイレだと思われるかもしれないが、トイレ自体はきちんと改装されて綺麗になっていた。
ウォシュレットもついている。
積善館本館の探訪 浪漫のトンネル
積善館と言えば、夜に館内の探訪ツアーを開いてくれるのだが、あいにくこの日は実施されなかった。それが少し残念であった。代わりにいろいろと見れるところは見て回った。
3階にある展示されている部屋
ここのすぐ横にある階段も雰囲気が良い。
積善館本館と山荘を結ぶ「浪漫のトンネル」。千と千尋の神隠しのワンシーンのモデルにもなったところだ。
そして、トンネルもある。
山荘と佳松亭
積善館は3つの棟からなっている。一番安い湯治用と言われているのが、本館であり、本館の上にあるのが山荘となっている。山荘の更に上にあるのが佳松亭となっており、上に上がるほどグレードが高くなる。
山荘には空いていれば無料で入れる家族風呂があり、佳松亭には露天風呂や有料の貸切風呂がある。
本館から山荘に行くには浪漫のトンネルをくぐっていくか、もう1つ渡り廊下と階段で行く方法がある。
渡り廊下の扉を開くと下の写真のようになっている。
そして、更に扉を開けると山荘に繋がっている。
山荘は本館よりは良い部屋になっているが年季は感じられる作りになっている。
そして、佳松亭は割りと良い温泉宿となっている。
佳松亭に行くには山荘から更に廊下を歩いて行く、本館の入り口から佳松亭まで普通に歩いて行くと3~5分くらいはかかるようになっている。
エレベーターの中に貼ってはった見取り図。面白い作りだ。
佳松亭は本館とは入り口が違う。
別の入り口となっている。部屋も良いらしいが、やはり最初は本館に泊まりたいと思った。
佳松亭のロビー。
部屋食用のプランもあるようだが、食堂用のプランもあり、上記はその食堂となっている。さすがに綺麗だ。本館の食事処は食事編で見てもらいたい。
山荘から佳松亭に来るとまた廊下を歩き温泉に向かう。
途中、外に出られるようになっており、外には貸切風呂もある。
物凄く広い館内であり、迷子になる可能性があるので、気をつけて欲しい。
長くなったため、お風呂については次の記事を参考にしてもらえればと思う。
基本情報
- 施設名 四万温泉 積善館(積善館本館)
- 住所 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
- 電話番号 0279-64-2101
- お風呂 男女別内湯 男女別露天風呂 家族風呂 混浴内湯
- 訪問日時 2014年12月8日
- 日帰り入浴 1200円
- 入浴時間 10:00~16:00
- 宿泊費 今回はじゃらんのプランで1人7020円
- ph 6.6
- お湯の色 無色
- 泉質 ナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉
下記宿泊サイトからも予約が可能です。
コメント
羨ましい。(。-_-。)
[…] 参考 レトロ感あふれる温泉!四万温泉 積善館本館【群馬県の温泉】建物編 上記参考記事のサイトの記事の転載は禁止です。 […]