7月31日から8月1日にかけて、都内から仙台まで片道380円という激安価格の高速バスで1泊2日の弾丸ツアーに行ってきましたので、どんなトリックだったかご紹介いたします。
Willer travel(ウィラートラベル)の1Km=1円のキャンペーン
今回利用したのは、Willer travel(ウィラートラベル)さん。最近特に大きくなってきたな~と思う長距離バスの会社です。
このサイトで、1Km=1円というキャンペーンを行っています。都内から仙台まで約380Kmなので380円という価格設定になっています。
もちろん、いつもこんな料金設定をしている訳ではありません。こんな料金設定なら大赤字でしょう。毎日正午に約1ヶ月後のプランを発表・発売を開始しています。席数は限定で恐らく便によって異なるのでしょうが、2~4席くらいかな?と思います。路線によってはもう少しあるかもしれません。また、基本的に申し込めるのは片道のみですし、日にちも決まっています。今回はたまたま行きの翌日に帰りも380円のプランが取れたのでラッキーでした。
7月の初旬にたまたまここのサイトを見ていたら、仙台までの往復が取れました。まず翌日に帰りの便が取れるのは稀だと思います。日程があって片道だけでも取れればかなりお得になりますよね。
こんなに安くて大丈夫?
恐らく多くの方がこんなに安くて大丈夫なの?と思われるでしょう。過去に長距離バスの過酷な労働状態から事故になった事件もありましたよね。でも、あくまでこの1Km=1円プランは客寄せパンダとも言えるキャンペーンなので、値段は気にされなくても良いと思います。正直コースと時期によっては他のバス会社の方が安い事もありますので。特にメチャクチャ安い長距離バス会社という訳ではありません。よく家電量販店で限定3台で10万円くらいする液晶テレビが3万円とか、ありますよね。そんな客寄せのためのキャンペーンだと言えます。また、空席を増やして走るよりは、キャンペーンとして客寄せとして使って空席を少しでも減らした方が全体で見れば得だという考え方でしょうね。良い宣伝材料になる訳ですね。
また、実際に乗った時の運転手さんは真夏なのに疲れている様子も無く元気で、安全運転(もう少し急いでも良いんじゃない?)でした。他の高速バスにどんどん抜かれていくのを見ると、もう少しスピード出しても良いんじゃない?と思いましたが、安全第一なのかスピードを出し過ぎる事もなく本当に安全運転でした。
長距離バスの運転手をしている友人がいますが、友人曰く、確かに長距離バス界はブラック企業と言われる会社も多くあるそうですが、それは運転手と運転の仕方を見れば解るとの事でした。まずは目の周りをチェック。目の周りにクマが出来ているような運転手だったら気をつけろと言っていました。長距離バス運転手の一番の敵は寝不足だという事です。また、やたらと到着時間を気にする運転手の場合、その後にすぐ他の路線を運転させられる事が考えられるので、要注意という事も言っていました。そうですよね、次にすぐ長距離の路線を走らないといけないのなら、遅れ得る事は会社からきつく叱られるでしょうから、到着時間を守るために乱暴な運転になるでしょうから。
しかし、今回利用したバスは書いてある通り、もう少し急いでも良いんじゃない?と思うくらい安全運転でしたし、疲れている様子もなかったので、安心して乗っていられました。そういう意味ではウィラートラベルさんは良いかもしれません。
今回の長距離バスのルートについて
今回乗ったバスのルートは
- 行き:東京 浜松町バスターミナル→新宿 住友生命ビル バスターミナル経由→仙台駅東口
- 帰り:仙台駅東口→新宿 住友生命ビル バスターミナル
となります。休憩は、途中2回でした。行きも帰りも栃木県の佐野サービスエリアと福島県の安達太良サービスエリアでした。概ね2時間~3時間に1度の休憩となっています。
時間は
- 行き:東京 浜松町12:40発 仙台 19:10着 この時は40分遅れて19:50着となりました。
- 帰り:仙台 9:50発 新宿 15:30着 この時は30分遅れて16:00着となりました。
となっています。
東京の浜松町のバスターミナルは比較的解りやすい場所にあります。
駅の改札を出ると、バスターミナルの案内があるので、その通りに行けば問題ありません。
バスターミナルには、ウィラートラベルの看板も大きく出ています。
昼間でも長距離バスを待っている人って結構いるんですね。今まで夜行バスしか長距離は乗った事がなかったので知りませんでした。
バスの中について リラックスシート
バスが到着して乗り込みます。
席は4列シート。浜松町から乗った人は4人、新宿からが19人の合計23人だったので、行きは隣に誰も居なくて快適でした。帰りはほぼ満席で隣に人が居たので少し窮屈でした。
まずシートの全景からご紹介します。
ピンクの可愛らしいシートとなっています。かなり女性を意識しているように思いますし、実際に女性を物凄く意識しています。
それはまずシートの頭の部分
これが、下記の通りになります。
長距離バスと言えば、寝る人も多いですよね。でも女性は寝顔を見られたくない人が多いと思います。そういう人のために寝顔を見られなくする工夫が施されています。実際に自分でこれで顔を覆ってみましたが、そんなに閉塞感もありませんでした。
それと、バスに乗って発見した事、男性はバスの前方に、カップルは中央、女性のみはバスの後方というよりになっていました。これなら女性だけでも寝顔はほぼ男性に見られませんので安心ですね。
シートに座った感想は、やや狭いでした。ただし、私は、身長約170cmですが、体重が90Kgあるデブです(/_;) 書いていて悲しくなりますね。以前体重が75Kgの時に乗ったバスでは狭く感じませんでしたので普通の体型の方なら狭く感じないと思います。
シートに座った状態の足がこんな感じです。
身長170cmなら問題ありません。恐らく180cmを超えると狭く感じると思います。
また、足元にはこんな工夫が
前の席に足を載せるための台がついているので、これを倒して、この上に足を載せられます。
靴を履いたまま長時間のバスは足がむくんできてしまうので、靴を脱いでリラックスして乗るのに便利ですね。
それと足そのものですが、シートがかなりリクライニングに楽な体勢に出来ます。
上記のような状態にシートは最初はなっていますが、これが
こんな感じに上に上がりますので、かなり背筋を伸ばしたリクライニング状態になりますよ。ただし、あまりに背もたれを倒しすぎると後ろの人に迷惑になったり、出られなくなるので、後ろに方に一声かけてからの方が良いと思います。
帰りのバスは一番前の席でした。一番前の席には足を載せるフットスペースが無いので少し不便でした。
しかし、帰りのバスには前の席にモニターがついており、ゲームも出来るようでした。
かなり快適に過ごせるシートになっていますよ!
サービスエリアにて
行きの最初の休憩は栃木県の佐野サービスエリア 行きは20分間、帰りは遅れていたせいか15分でした。
ここでは、栃木名物?のこれをお薦め
通称 レモン牛乳。栃木のB級グルメ的な飲み物です。個人的にはかなり好きです。
もう1つの休憩は、福島県の安達太良サービスエリアにて
ここでのお薦めはズバリこれ!
プレミアム生ソフトクリーム!!絶品です。
これはソフトクリームの革命です!コーンではなく、ラングドシャクッキーが使われています。その上に濃厚なソフトクリーム!メチャクチャ美味しくてお薦めです。上りでも下りでも取り扱っていますよ。
バス全景
バスの全景は下記の通りです。
目立ちますので、間違わないと思いますよ。
仙台駅の停留所について
仙台駅の停留所は東口となっていますが、厳密には東口まで徒歩5分くらいかかります。少し離れたところにあるので、注意して下さい。
この景色が見えるところまで2~3分はかかります。
実際の場所は下記の通りです。
備考
今は長距離バスの場合は、コンセントがついていて、携帯等の充電が出来るようになっているものもありますが、今回乗ったバスにはついていませんでした。ただし、使用するバスによってはコンセントがついているそうなので、必要な方は確認されると良いと思います。長距離バスって結構暇だから、ついつい携帯を触ってしまうんですよね。
コンセントが無い時には、こちらのバッテリーがお薦め!
かなり便利ですよ。
また、今回帰りは新宿でしたが、浜松町よりもバスを待っているのなら、新宿の方が快適です。理由はきちんとウィラートラベル専用の広い待合室があるからです。
ここで、ウィラートラベルがどれぐらいの規模の会社か解りますよ。
乗りに乗ってるバス会社のようです。今、バカなブラック企業のような事をすれば今まで築いて来たものが壊れてしまうので、安全にはかなり気を遣っているようです。また、ネットの口コミでウィラートラベルを見てみると、あまり良い事が書かれていない事も事実ですが、今回私が乗った感想からは、そんな事はありませんでした。運転手さんもかなり親切でしたし。最初は確かにあまり良いサービスでは無かったのかもしれませんが、今はかなり改善されたと思います。ここの待合室での案内係の人も物凄く親切でしたし。今後益々改善していくように思います。
最後に、私は千葉県に住んでいるのですが、浜松町までの電車代が470円でバス代よりも高いって、いかがなものかと・・・(笑)
今回利用したプランが気になる方は、是非、ウィラートラベルのサイトをチェックしてみて下さいね。
なお、他にもいろんなキャンペーンやツアーをしています。興味のある方は一度ご覧下さい。