2014年6月30日 川原湯温泉の代表的な共同浴場であった「王湯」が閉館した。最終日は全国から温泉ファンがつめかけ、盛況の中閉館したそうだ。
場所を変え、新しくなった川原湯温泉 王湯に行ってきた。
川原湯温泉 王湯 王湯会館
上記が新しくなった王湯の外観。まだ半年も経過していないので、とても綺麗な外観だった。
王湯会館の手前にかかる橋。
橋は2014年10月とつい最近完成したようだ。
周りはまだ工事・造成中であった。
打越沢駐車場
今回、造成中でよく解らなかったため、少し離れた打越沢駐車場に車を停めて王湯会館まで歩く事にした。
この駐車場より先はまだ車では進めないようになっている(2014年12月8日現在)
ここから少し歩いて王湯会館まで向かった。
振り返ってみると物凄く高い橋が見えた。ダムになるためかなり高い橋桁になっているのであろう。
この坂を登っていくと王湯会館だ。
これより先はまだ工事中で通れなくなっている。
王湯会館 内
中に入ると受付と男湯女湯と分かれている。
1階が浴場、2階が休憩所になっている。日によって男湯と女湯は入れ替わるそうだ。
券売機で入浴券を買う。大人1人500円となっていた。
ちなみに2階の休憩室はとても広い和室となっている。湯上がりに少し休むのにちょうど良さそうだ。
2階から見た周りは工事中なのがよく解った。
脱衣所へ
そして脱衣所へと向かった。暖簾をくぐると、川原湯温泉名物 湯かけまつりで使ったのだろうか桶が陳列されていた。
なお、暖簾より先の脱衣所と浴場は撮影禁止となっているが、今回は許可をもらって撮影している
5~6人も入ると狭く感じる脱衣所だが、普段はこれくらいの人数で十分なのだろう。
洗面所も綺麗であった。
ドライヤーも完備してある。団扇も完備というのだろうか?
ベビーベット?も置いてある。
基本的にはカゴに来ているものや荷物を置くようになっている。
ロッカーについて
小物(財布等)を入れるロッカーは無料であるが100円を入れる形式となっているので、小物の貴重品がある場合は100円玉を用意していくべきだろう。
少し大きめの荷物を入れるためのロッカーもあるが、こちらのロッカーは有料で100円となっている。どちらにせよ100円玉は必要という事だ。
内湯と露天風呂へ
そして内湯へ!
湯気ではっきりとしていないが、湯船は1つで5~6人なら楽に入れる広さとなっていた。枠は木で出来ており、雰囲気も良い。
薄っすらと硫黄の香りもした。
そして奥に露天風呂への入り口がある。
こちらも5~6人は入れる大きさの湯船となっている。12月という事もありさすがに寒く、すぐに湯船へと浸かった。
ここは男女別の内湯と露天風呂となっている。
加水はあるものの、源泉掛け流しだ。
ph7.2となっており中性と言える温泉のため、肌にも優しそうだ。
お湯は内湯の方が温く露天の方が熱かった。露天風呂は昔からの川原湯ファンのために少し熱めにしてあるらしい。
八ッ場ダムと川湯原温泉
昔の川原湯温泉は八ッ場ダムの中に数年後には消えてしまう。
それが良い事なのか悪い事なのか、自分は判断は出来ない。賛成派・反対派、どちらの意見も解るし本当に賛成か反対かを決めるためにはもっと勉強をしなくては結論は言えない。
ただし、昔からの温泉が消えるというのは温泉ファンとしては非常に悲しい事だ。地元の方、全国の温泉ファンから悲しまれて消える温泉であった事は間違いない温泉だからこそ、余計に悲しくは思う。今はまだダムが完成していないため、昔の川原湯の景色が少しは見られるようになっている。是非とも完全に見えなくなる前に1度、その景色を見ておいて欲しいと思った。
基本情報
- 施設名 川原湯温泉 王湯会館
- 住所 〒377-1302 群馬県長野原町川原湯
- 電話番号 0279-83-2591(川原湯温泉協会)
- お風呂 男女別内湯 男女別露天風呂
- 訪問日時 2014年12月8日
- 日帰り入浴 500円(2時間まで)
- 入浴時間 10:00~18:00(最終入館17:30)
- ph 7.2
- お湯の色 無色
- 泉質 含食塩石膏硫化水素泉
現在、造成中・工事中のため地図が変動的です。ご注意下さい。
今はまだ移設中のためあまり温泉旅館も多くはありませんが、徐々に移設が進み温泉宿も増えていくと思います。